ハル子とナガ子

 

 

作者:ヒラマ コウ

 

 

比率:0:0:2(不問2)

 

   1:1

 

         2:0

 

            0:2

 

   1:0:1

 

   0:1:1

 

 

 

 

上演時間:30分

 

 

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CAST

 

ハル子:

 

ナガ子:

 

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※映画のBGMをシーンごとに流していくと、さらにイメージしやすいと思います

 

 

 

 

 

 

【ETの場合】

 

 

(ETのテーマ)

 

 

ハル子:「凄~い、自転車が空を飛んでる~!」

 

ナガ子:「ジェットエンジンのおかげだ!」

 

ハル子:「・・・」

 

ナガ子:「ハル子、マイフレンド」

 

ハル子:「いつからフレンドと錯覚していた!」

 

ナガ子:「・・・」

 

ハル子:「ねえ、いつになったら地上に戻れるの?」

 

ナガ子:「もうすぐだ・・・。ほら、落下してるだろう」

 

ハル子:「落ちるスピード速いんだけど・・・?」

 

ナガ子:「気を付けよう、自転車は、急には止まれない」

 

ハル子:「ようするに、このスピードのまま、落ちてくって事!?」

 

ナガ子:「オフコース! ハル子、マイフレンド!」(しがみついて離さない)

 

ハル子:「離せ馬鹿!!! お前と一緒になんていやだあああああ!!!」

 

 

 

 

【ターミネーターの場合】

 

 

(ターミネーターのテーマ)

 

 

ハル子:「此処が目的地か!」

 

ナガ子:「きゃあああああああああああ!!! 変質者!!!!!!」

 

ハル子:「そこのお嬢さん、またれい!」

 

ナガ子:「近寄らないでええええええええええええ!!!」

 

ハル子:「この少年を知らないか?」

 

ナガ子:「少年の前に、その下でブラブラしてる息子をしまってえええええええ!!!」

 

ハル子:「来る時代を間違えたようだ」

 

 

 

 

【ターミネーターの場合その2】

 

 

 

(ジュラシックパークのテーマ)

 

 

 

ナガ子:「今度こそ的地か!」

 

ハル子:「ぎゃあおおおおおおおおおおおお!」

 

ナガ子:「そこのでかいお嬢さん、この少年を見かけなかったか?」

 

ハル子:「ぎゃあああおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

ナガ子:「・・・」

 

ハル子:「グルルルルッ!」

 

ナガ子:「来る時代を間違え・・・」(喰われる)

 

ハル子:「あんんぎゃあああああああああああ!!!」

 

 

 

 

【ジョーズの場合】

 

 

(ジョーズのテーマ)

 

 

ナガ子:「あれ、もしかしてジョーズ? 私、喰われちゃうううううううううう!!! 誰か助けてえええええええ!!!」

 

ハル子:「草食系オスなんで喰わないっす」

 

ナガ子:「まじで?」

 

ハル子:「本気と書いてマジっす」

 

ナガ子:「じゃあ私が逃げても追いかけて来ない?」

 

ハル子:「持ちの論っす」

 

ナガ子:「信用するわ」

 

ハル子:「いまだ隙あり!!!」

 

ナガ子:「甘いわ!!!」

 

 

 

【インディージョーンズの場合】

 

 

(インディージョーンズのテーマ)

 

 

ハル子:「ついに、幻の秘宝へと辿り着いたぞ!」

 

ナガ子:「やりましたね、先生!」

 

ハル子:「しかし、この橋を渡らないと行けない・・・」

 

ナガ子:「見るからに渡った瞬間に落ちそうですね・・・」

 

ハル子:「そうだな・・・」

 

ナガ子:「よし! お前が先に行け」

 

ハル子:「えっ? お前呼ばわり!? 俺はお前の先生だろうが!」

 

ナガ子:「命がけの時に先生もへったくれもあるか! さっさと行きやがれ!」

 

ハル子:「そう言うお前こそさっさと渡りやがれ!」

 

ナガ子:「じゃあ、いっせいので、一緒に渡るのはどうですか?」

 

ハル子:「お前絶対渡れよ?」

 

ナガ子:「勿論ですよ」

 

ハル子:「じゃあ、いっせーのー!

 

ナガ子:「(思いっきり蹴る)」

 

ハル子:「裏切りものおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

ナガ子:「主役の座はもらったぜ」

 

 

 

 

【ネバーエンディングストーリーの場合】

 

 

 

(ネバーエンディングストーリーのテーマ)

 

 

ナガ子:「凄く速い速い! ねぇ、フ○ルコンの体って温かくてモフモフだね!」

 

ハル子:「きやすく話しかけるな! それとその言い方キモイ」

 

ナガ子:「・・・」

 

ハル子:「あっ、毛を引っ張るんじゃねえ! 痛いだろ!!!」

 

ナガ子:「じゃあ、何処に掴まれば良いの?」

 

ハル子:「(舌打ち)」

 

ナガ子:「今、舌打ちしなかった?」

 

ハル子:「もうすぐ目的地に到着するぞ! しっかり掴まってるんだぞ!」

 

ナガ子:「だから、何処に掴まれば・・・」

 

ハル子:「(舌打ち)」

 

 

 

【エイリアンの場合】

 

 

 

(エイリアンのテーマ)

 

 

ハル子:「何かが近づいてくる・・・・」

 

ナガ子:「キシャアアアアアアアアアア!!!」

 

ハル子:「何処から聴こえてくるの? 早くこの宇宙船から脱出しないと!」

 

ナガ子:「上だ!」

 

ハル子:「きゃああああああああ!!! いつの間に!!!」

 

ナガ子:「お前はもう死んでいる!」(北斗の拳風)

 

ハル子:「それ違うアニメだし、あんたが言ったら、怖いからやめてええええええ!!!」

 

ナガ子:「お命頂戴!」(時代劇風)

 

ハル子:「それも違ううううううううううううううう!!!」

 

ナガ子:「アナタ ハ エイリアン ヲ シンジ マスカ?」

 

ハル子:「何でカタコト!? 信じる以前にあんたそうでしょおおおおおおお!!!

     こんな死に方いやあああああああああああ!!!」

 

 

 

【ロボコップの場合】

 

 

(ロボコップのテーマ)

 

 

ハル子:「目覚めるのよ」

 

ナガ子:「私は一体・・・」

 

ハル子:「目覚めたのね。貴方はロボットに生まれ変わったのよ」

 

ナガ子:「え? 頼んでない・・・」

 

ハル子:「街に溢れている悪を倒して」

 

ナガ子:「話、聞いてる?」

 

ハル子:「時間が無いわ。あっロボット三原則は守ってね」

 

ナガ子:「ロボットになりたてなんだけど・・・説明」

 

ハル子:「検討を祈るわ」

 

ナガ子:「綺麗ですね」

 

ハル子:「よく言われるわ」

 

ナガ子:「ちゃんと聞こえてるよね? 今、即答したし?」

 

ハル子:「グズグズしてる場合じゃないの」

 

ナガ子:「また無視か?」

 

ハル子:「街のヒーローに貴方はなれるわ。さぁ行きなさい!」

 

ナガ子:「ブラック企業・・・」

 

ハル子:「インプットしてない事を、言うなんてバグかしら・・・」

 

ナガ子:「やっぱり聞こえてるよね? 説明はよ!」

 

ハル子:「街の人々が貴方を呼んでるわ! 行くのよ!」

 

ナガ子:「いい加減、説明しろおおおお!!!」

 

 

【マトリックスの場合】

 

 

 

(マトリックスのテーマ)

 

 

ハル子:「この力はなんだ・・・」

 

ナガ子:「目覚めたと言うのか・・・」

 

ハル子:「どうやら、そのようだな。もうお前も怖くないぜ!」

 

ナガ子:「小癪な! これでも喰らえ!」(銃乱射)

 

ハル子:「フンッ!」(あのポーズ)

 

ナガ子:「・・・」

 

ハル子:「腰があああああああ!!!」

 

ナガ子:「そんなポーズするからだ・・・」

 

ハル子:「おい、今撃とうとするのは反則だろ? 腰が戻るまで待てよ!」

 

ナガ子:「知るか、あばよ」

 

ハル子:「卑怯ものおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

 

 

【ゴーストバスターズの場合】

 

 

 

(ゴーストバスターズのテーマ)

 

 

ナガ子:「これで残すところは、ボスだけだな・・・」

 

ハル子:「そうだな・・・」

 

ナガ子:「俺達で、破壊の使者を選ばないと行けないのか・・・。なるべく無害そうな物を・・・」

 

ハル子:「・・・」

 

ナガ子:「おい、どうした?」

 

ハル子:「ごめん・・・」

 

ナガ子:「ん?」

 

 

(SE:ゴジラの鳴き声)

 

 

ナガ子:「あの鳴き声はまさか・・・!」

 

ハル子:「そう言えば、シンゴジラ、まだ観て無かったなって・・・」

 

ナガ子:「ばかあああああああああああああ!!!」

 

 

 

【プリティーウーマンの場合】

 

 

 

(プリティーウーマンのテーマ)

 

 

ハル子:「ねぇ、そこのお兄さん、私を買わない?」

 

ナガ子:「良いね、いくらだい?」

 

ハル子:「1000ドル」

 

ナガ子:「高いな。900ドル」

 

ハル子:「970ドル」

 

ナガ子:「900ドル」

 

ハル子:「965ドル」

 

ナガ子:「900ドル」

 

ハル子:「960ドル」

 

ナガ子:「900ドル」

 

ハル子:「955ドル」

 

ナガ子:「900ドル」

 

ハル子:「揺らがないわね。そんな頑固なおじさんも素敵だわ」

 

ナガ子:「褒めても値段は変わらない。900ドル」

 

ハル子:「このケチ野郎!!!」

 

 

 

【ボディーガードの場合】

 

 

(ボディーガードのテーマ)

 

 

ナガ子:「えんだあああああああああああ、いやあああああああああ!」

 

ハル子:「あの光は・・・あぶなああああい!!」

 

ナガ子:「えっ!?」

 

 

(銃声)

 

 

 

 

ハル子:「大丈夫か?」

 

ナガ子:「馬鹿・・・撃たれたわよ・・・」

 

ハル子:「許せ」

 

ナガ子:「もっと本気で助けに来なさいよ・・・」

 

ハル子:「すまない・・・。死ぬ前に、この用紙にサインを」

 

ナガ子:「最初から計画してたでしょ?」

 

ハル子:「馬鹿を言うんじゃない!」

 

ナガ子:「本当に?」

 

ハル子:「大変だ・・・。もう意識がなくなりかけてる! 早くするんだ!」

 

ナガ子:「あんたって最低・・・」

 

ハル子:「よく言われる」

 

ナガ子:「惚れた弱みね・・・。最後にあなたに伝えたいの・・・。あいし・・・ゴフッ!」

 

ハル子:「これであの豪邸は俺のものだぜ」

 

 

 

 

【タイタニックの場合】

 

 

(タイタニックのテーマ)

 

 

ナガ子:「目を閉じてこっちに来てごらん。さあ、そこで手を広げて目を開けてごらん」

 

ナガ子:「さあ怖がらないで目を開けてごらん」

 

ハル子:「ああ! 私、空を飛んでいるわ」

 

ナガ子:「気に入ったかい? じゃあもう一度目をつぶってごらん」

 

ハル子:「わかったわ」

 

ハル子:「もう良いかしら?」

 

ナガ子:「良いよ。目を開けて」

 

ハル子:「此処は船の先端の先端? 怖いんだけど・・・?」

 

ナガ子:「さあ、もう一度目を閉じてごらん」

 

ハル子:「ちょっ!? ここで目閉じたら死ぬだろうが!?」

 

ナガ子:「さあ、早く目を閉じて」

 

ハル子:「ねぇ、私の事、愛してるわよね?」

 

ナガ子:「・・・愛しているよ。勿論じゃないか」

 

ハル子:「今、一瞬答える前に間があったわよ」

 

ナガ子:「気のせいだ。さあ、目を閉じて。手を広げてごらん」

 

ハル子:「あんたって最低。うらんんでやるううううううううううううううううううううううううう!!!」(船から落ちる)

 

ナガ子:「よし! さっき見かけた女の子ナンパに行こうっと!」

 

 

 

【スピードの場合】

 

 

(スピードのテーマ)

 

 

ナガ子:「知ってるか? 危険な状況下で結ばれた恋は、長く続かないんだぜ?」

 

ハル子:「そうなの? それでも良いわ。愛してる」

 

ナガ子:「俺もだ」

 

 

(10年後)

 

 

ハル子:「ねえ、あなた、子供が泣いてるわよ! 夕飯の買い出しと、それに部屋掃除もちゃんとやってよね!」

 

ナガ子:「なあ」

 

ハル子:「何よ?」

 

ナガ子:「覚えているか? 危険な状況下で結ばれた恋は長く・・・」

 

ハル子:「くだらない事を言う暇があるなら、それ以外にお風呂掃除と、庭の草むしりもお願い!」

 

ナガ子:「お前は何してるんだ?」

 

ハル子:「私はスピード2を観るのに忙しいのよ!」

 

ナガ子:「・・・恐妻め」

 

ハル子:「何か言った? 背後霊みたいに立たれるとキモイから早くやる事やってよね!」

 

ナガ子:「・・・もう別れたい」

 

ハル子:「いつもの御託は聞き飽きたわ! さっさと仕事して!」

 

ナガ子:「・・・」

 

ハル子:「ああん! 私もこう言う危険な恋がしてみたいいいいいいいいいい!」

 

 

 

 

【シックスセンスの場合】

 

 

(シックスセンスのテーマ)

 

 

ナガ子:「僕には死んだ人が見えるんだ」

 

ハル子:「えっ? いきなり? どういう事?」

 

ナガ子:「幽霊は互いに見えない。自分たちの見たいものしか見ない。自分が死んでると思っていない」

 

ハル子:「ホラー話、苦手なんだけど・・・」

 

ナガ子:「僕に何か話したいことがあるの?」

 

ハル子:「話したい事・・・」

 

ナガ子:「おばあちゃんが、ママに何か言いたいって・・・」

 

ハル子:「ママ・・・? はは~ん、さてはお前、葉っぱの吸い過ぎだな!」

 

ナガ子:「いや~バレたか! 今回の葉っぱは上物でよ~!」

 

ハル子:「おっ、良いね! 俺にも譲ってくれよ!」

 

ナガ子:「用意してくるから、待っててな!」

 

ハル子:「おお!」

 

 

 

 

【グリーンマイルの場合】

 

 

(グリーンマイルのテーマ)

 

 

 

ハル子:「おれは人生において、いくつか胸を張って、言えないことをしたことがある。

     しかし地獄へ落ちるんじゃないかと思ったのは、初めてだ」

 

ナガ子:「俺のパン食べたのお前だよな?」

 

ハル子:「ここで起こったことは口外しない事だ。絶対に」

 

ナガ子:「いやいや、お前が俺のパン盗んで食った事は他の奴に言うからな?」

 

ハル子:「今から行くのか?」

 

ナガ子:「そうだ、お前も一緒に行くんだ。当たり前だろ!」

 

ハル子:「俺にやってほしいことはないか? ここから逃がしてほしいとか、行けるとこまで逃げてみたいと思わないか?」

 

ナガ子:「お前、それでパンの事、帳消しにしようとしてるだろ? 食べ物の怨みは怖いんだからな!」

 

ハル子:「・・・あっ、あんな所にネズミが!」

 

ナガ子:「えっ、何処何処!?」

 

ハル子:「いまだ、隙あり!」

 

ナガ子:「イタタタッ・・・はッ! これは!」

 

ハル子:「電気椅子だ。安らかに眠れ」

 

ナガ子:「(感電死)」

 

 

 

 

ハル子:「それが私の償いなんだよ。電気椅子に座らせた私への罰なのだ。神の奇跡を殺してしまったんだよ」

 

ナガ子:「まだ死んでないわ! そう思うんなら、電気椅子に吹っ飛ばすんじゃねええええ!!!」

 

ハル子:「電気が弱かったか。次は最大出力で」

 

ナガ子:「パンの怨みは、生まれ変わっても、忘れないないからなあああああああああ!!!」

 

 

 

【アルマゲドンの場合】

 

 

(アルマゲドンのテーマ)

 

 

ナガ子:「この世の終わりじゃなきゃ、お前とは組まない」

 

ハル子:「それはこっちの台詞だ。ん? お父さんと喧嘩? してない、してない、気のせいだ」

 

ナガ子:「そうだ、俺達はこんなに仲良しだ。そうだよな?」(ボディーブロー)

 

ハル子:「グフッ・・・ああ、仲良しですよね! お父さん!」(足を思いっきり踏みつける)

 

ナガ子:「イタッ・・・! ああ、何でもないよ! 見送りはもう良いから。大丈夫だ。こいつの事は俺に任せなさい」

 

ハル子:「お父さんの事は心配ないよ。あぁ、俺が守る」

 

ナガ子:「行ったか?」(満面の笑顔)

 

ハル子:「ええ、見えなくなりました」(満面の笑顔)

 

ナガ子:「そうか・・・」(満面の笑顔)

 

ハル子:「ええ・・・」(満面の笑顔)

 

ナガ子:「貴様! 先はよくも足を踏みつけやがったな!!!」

 

ハル子:「そっちこそ、いきなりボディーブローとは卑怯じゃないですか!!!」

 

ナガ子:「お前が娘の恋人で娘とあんな事や、こんな事してると思ったら、急にムカついてな!」

 

ハル子:「ええ、娘さんとあんな事や、こんな事や、そんな事まで、

     僕はお父さんみたいに、ハゲては無いので、もうしちゃいましたよ!」

 

ナガ子:「おい、髪の事は言うな! そんな事・・・待て、それは何処までの事なんだ!」

 

ハル子:「ご想像に任せます。ハルマゲドン・・・いや、お父さん」

 

ナガ子:「ちょっ? お前今なんて言った!? まだ・・・お父さんなんて呼ばれたくない!」

 

ハル子:「あの日も色々激しかったな。あっ、そろそろ時間です。行きますよ。ハゲさん」

 

ナガ子:「色々激しいって、どういう事だ!? おい、こんな気持ちのまま、宇宙になんていけるかあああああああ!!!

     それにハゲさんってなんだああああ!!!」

 

 

 

 

 

【300 ~スリーハンドレッド~の場合】

 

 

(300 ~スリーハンドレッド~のテーマ)

 

 

ハル子:「決して逃げるな! 降参するな! 戦場での死はスパルタ人にとっての最高の栄誉だ!」

 

ナガ子:「はい!」

 

ハル子:「敵を殺して、殺して、殺しまくれ! その為には、一に筋力、二に筋力、三に筋力だ!」

 

ナガ子:「筋力しか無いのですが?」

 

ハル子:「細かい事は気にするな! お前達の職業はなんだ?」

 

ナガ子:「うぉおおおおおおおおおおお!!!」

 

ハル子:「その威勢があれば、これからの厳しい訓練にも耐えれるんだろう!」

 

ナガ子:「厳しい訓練・・・」

 

ハル子:「よ~し、まずは腕立て伏せ1万回!」

 

ナガ子:「1万回!?」

 

ハル子:「どうした? 真のスパルタ人ならこんなの楽勝なはずだが! 出来ないと言うのか?

     出来ないと言う奴はこうだ! フンッ!」 (穴に他の出来ないと言った兵士を蹴り落す)

 

ナガ子:「(穴に蹴り落したああああ!!! マジでえええええええええええええ!!! 俺も出来ない言ったらああなる運命!?)」

 

ハル子:「筋肉~!!! ほら? どうした? 腕が止まってるぞ! さっさと1万回腕立て伏せはじめえええ!!!」

 

ナガ子:「はいいいっ!!!!」

 

ハル子:「そんなんじゃ、敵を1人すら殺せないぞ!」

 

ナガ子:「(ひいいいいい!!! 死ぬうううう!!!)」

 

ハル子:「よおおし、よく頑張ったな!!! 続いてスクワット、3万回!!!!」

 

ナガ子:「3万回! あの~!」

 

ハル子:「なんだ!」

 

ナガ子:「抜けさせて・・・」

 

ハル子:「声が小さい!!! もう一回!!!」

 

ナガ子:「やはり抜けさせてください!!!!」

 

ハル子:「貴様!!!!」

 

ナガ子:「ひいいいいい!!!!」

 

ハル子:「・・・ふむ。向き、不向きもあるのは事実だ。特別に許そう!」

 

ナガ子:「ありがとうございます」

 

ハル子:「此処で学んだ事は忘れるんじゃないぞ!」

 

ナガ子:「はい! それでは・・・」

 

ハル子:「あの世でな!!! フン!!!」(後ろから穴に蹴り落す)

  

ナガ子:「結局、こうなるのか!!! この筋肉馬鹿ああああああああああああああああああ!!!」(穴に落ちていく)

 

ハル子:「裏切者には死だ!!!! 筋肉最高!!!!」  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わり

 

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

過去に観てきた映画はいっぱありますが、その中でもこういう展開も面白いんじゃないかなと思い

書いてみました。うる覚えの映画もあるので、そこはご容赦ください

それぞれの映画のパロディーだと思っていただけたら幸いです

気軽に演じて遊んでもらえると嬉しいです